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2023.05.31 企業・組織関係その他2024.04.29
学校紹介動画の作り方を解説!制作するメリットや事例を紹介
学校の魅力を分かりやすく伝えるため、近年注目されている学校紹介動画。静止画やテキストでは感じづらい実際の雰囲気を掴んでもらったり、学校への関心を高める効果が期待できます。
しかし、「専門的な動画制作知識がない」「制作してみたけど思ったより反応がなかった」と悩んでいる方もいるでしょう。
そこで本記事では、学校紹介動画をつくるメリットや活用事例、動画の作り方・ポイントをご紹介します。
自主制作できるか不安・・・という方は、動画制作会社に依頼する手段もあるので要チェック。学校紹介動画の制作を検討している方は、ぜひご一読ください。
学校紹介動画の重要性
TikTokやYouTube、Instagramなど、SNSでの情報収集が当たり前となっている現代。少子化・過疎化の中で、学校が学生から「選ばれる」ためには、オンラインで学校の魅力や特色をアピールすることが重要です。
学校のイメージがダイレクトに伝わりやすい紹介動画を活用すれば、他校との区別が明確になり、学校のブランディングへとつながります。
学校ブランディングの目的とは?
- 認知度の向上
- 自校の強みに合った入学希望者を増やす
- 憧れを引き出し新規入学希望者を獲得する
ブランディングでは、学校が伝えたいイメージと学生が持つ印象を一致させ、『この学校に入りたい!』と思ってもらえるかがポイントです。
学校説明の内容も大切ですが、撮り方を工夫しておしゃれな動画に仕上げたり、面白みをプラスして繰り返し見たくなる動画を目指せば、学校のイメージをより印象づけることも可能ですよ。
興味を引く動画がつくれれば、SNS上でシェアされる可能性が高まり、学校のことを知らない不特定多数の人にも拡散されやすくなります。
動画を見ることで興味を持った学生が、学校説明会に足を運ぶこともあるかもしれません。いかに学生のこころを掴み、魅力的な動画を制作できるかで、関心度合いも大きくかわってくるでしょう。
学校紹介動画を制作するメリットとは?
学校紹介動画を制作するメリットは、以下の3つです。
- リアルな様子が見れて入学後をイメージしやすい
- 校風やカリキュラムなど多くの情報を伝えやすい
- 時と場所を問わず、広範囲の学生・保護者に届く
それぞれについて、詳しく解説していきます。
リアルな様子が見れて入学後をイメージしやすい
百聞は一見に如かずという言葉がある通り、資料やパンフレットの文章のみでは、イメージがわきづらい場合があります。
その点、学校紹介動画は視覚的、聴覚的に伝えられるのが最大の魅力。校内、校庭、授業風景や部活動の様子など、在学生のリアルな学園生活を撮影すれば、入学希望者の「わくわく」「ドキドキ」といった憧れも引き出しやすく、ダイレクトに訴求することができるのです。
とくに体育祭や学校特有のイベントなどは、写真よりも動画で見ることによって、実際の熱量や雰囲気を感じられることでしょう。
校風やカリキュラムなど多くの情報を伝えやすい
学校のことを詳しく紹介するほど情報量も多くなり、文面だけだと内容を理解するまでに時間がかかってしまいます。
文字と比較した場合、動画は視覚的にも多くの情報を伝えることができることは重要なポイントではないでしょうか。
学校紹介動画をつくることで、校風やカリキュラムなどを、実際の学生生活の様子を見せながらより分かりやすく視覚的に伝えることできるので、学校の魅力をしっかりと理解してもらえるでしょう。
また、動画にすることで必要な情報をコンパクトにまとめて伝えることができますよ。
時と場所を問わず、広範囲の学生・保護者に届く
学校紹介動画は、短時間で多くの情報量を与えられるだけでなく、時と場所を問わずに見ることができるので、より多くの人に届きやすいのがメリットです。
オープンキャンパスは学校の雰囲気を肌で感じることができますが、時間が合わなかったり、距離の問題で行くのを諦めてしまうということも少なくありません。
ホームページや、YouTubeなどのSNSに学校紹介動画をアップすれば、学生も保護者も気軽に閲覧することができます。
足を運ぶほどではないけど少しだけ興味がある方や、遠方に住んでいる方も同様に閲覧できるので、入学希望者層の拡大が期待できますよ。
学校紹介動画で紹介するコンテンツ
学校紹介動画では、具体的に何を撮ればいいのでしょうか?
紹介されることが多い内容は以下です。
- 学校生活の様子
- カリキュラム紹介
- 校内施設の紹介
- 先生や生徒のインタビュー
ひとつずつ解説していくので、参考にしてください。
学校生活の様子
まず入れたいのは、学校生活についての紹介動画です。登校する姿から授業中、休み時間の過ごし方や部活動の様子など、学生が入学後の自分をイメージしやすいように、ドキュメンタリー形式にするのもおすすめ。
生徒の笑顔や、物事に真剣に取り組んでいる姿勢など、生き生きと活動している様子を撮影してみましょう。「この学校に入学したい!」とリアルに想像してもらうことが大切ですよ。
カリキュラム紹介
カリキュラム紹介では、入学後に学べる内容や、取得できるスキル・資格などを紹介します。
将来の夢に関係のある学科や学びたい科目があることは、重要な志望動機です。とくに、専門科目がある場合は、学部・学科ごとに詳しく紹介すると、志望度の向上につながります。
学生にとって受験するべきかどうかを判断する大きな材料となるので、学校紹介動画内にも取り込みましょう。
校内施設の紹介
校舎や図書館、広場など、学校のなかにある施設の紹介です。
導入している設備やその学校ならではの建物などを撮影し、学校内の様子を把握してもらいましょう。また、学校内だけでなく周辺の環境の説明もあると、学生や保護者に安心感を与えます。
他校にはない設備がある場合は、積極的に紹介するとよいでしょう。
先生や生徒のインタビュー
先生や生徒のインタビューを載せると、親近感が湧き、情報がスッと入りやすくなります。
学校選びでは、「どのような先生が教えてくれるのか」も大変気になるポイントです。先生の雰囲気や人柄が感じられるインタビュー動画は、学校のイメージにも影響するでしょう。
在学生の様子だけでなく、卒業後の進学・就職状況の紹介も効果的。将来のビジョンが具体化でき、保護者の信頼にもつながります。
学校紹介動画の作り方
いざ、学校紹介動画をつくろうとしたとき、何から始めればいいのか分からないという方もいるでしょう。動画づくりに失敗しないため、以下を意識してみてください。
- ターゲット層を絞る
- 動画の企画構成を作成する
- 撮影・動画に使う素材を集める
- 動画を編集する
学校紹介動画の作り方を、手順ごとに解説していきます。
ターゲット層を絞る
一番最初に行うことは、目的とターゲットを明確にすることです。
「誰に向けた何のための動画」なのかが分からないと、せっかくつくっても訴求効果の低い動画となってしまいます。
ターゲットを詳細に設定すればするほど、何に興味を持っているのか、どんな情報を知りたいのか、などのイメージがしやすくなるでしょう。動画づくりの核となる重要な手順なので、きっちり決めておいてくださいね。
例)高校受験生に向けた動画なら、学生だけでなく保護者目線も大切。大学受験生に向けた動画なら、学生自身をターゲットにするのがおすすめ!
動画の企画構成を作成する
目的とターゲットを明確にしたら、ターゲット層に適した動画の企画構成を考えます。
動画の企画に必要なものリスト
- 動画の尺決め
- 動画のスタイル(ドキュメンタリー形式、ナレーションベースなど)
- 訴求メッセージ
- 入れたいシーン
- 出演者(教師、生徒、卒業生など)
- 紹介するもの(施設、授業風景、部活動の様子など)
動画の尺が長すぎると、視聴者は疲れて離脱してしまうので注意。ターゲットとなる人が興味を持ちそうな動画を意識しつつ、伝える情報をできるだけ厳選しましょう。
撮影・動画に使う素材を集める
動画のコンセプトが決まったら、いよいよ撮影です。
インタビューをする場合は、事前に生徒や先生に声をかけて撮影日を設定し、期日までに撮影しましょう。動画撮影の流れも事前に決めておくとスムーズです。
撮影するものの例
- 生徒・先生のインタビュー
- 登下校の様子
- 授業風景
- 休み時間の様子
- 部活動の様子 など
- 撮影と並行して、学校紹介動画に挿入する映像や写真などの素材も集めも行います。
素材例
- 学校の外観
- 階段・廊下
- 人のいない教室
- 校内の草木
- 木漏れ日 など
- 素材はできるだけ多く集めておきましょう。
背景に使えたり、動画にメリハリをつけるのに役立ちますよ。
動画を編集する
素材が集まったら、編集してひとつの動画に仕上げます。
必要な部分を厳選しつつ、ナレーションやテロップ、BGMを加えながら、視聴者が興味を引くように工夫しましょう。
せっかく撮影した映像は全部使いたくもなりますが、コンセプトに合わないシーンや伝わりにくい部分は思い切ってカットすることで、動画のテンポがよくなります。
動画にクオリティを求めるなら制作会社の力を借りるのも◎。目を惹く動画はシェアされやすく、長期間活用できるのが魅力です。
面白い学校紹介動画を制作する際のポイント
費用と時間をかけて動画をつくったのに、思ったような反応が得られなかった・・・というのは回避したいですよね。
ここでは、面白い学校紹介動画を制作する際のポイントについて下記の4つをご紹介します。
- やらせ感はNG!リアルな様子を届ける
- アニメーションやイラストを活用する
- BGMにこだわって離脱率を下げる
- スマートフォンで見られることを想定する
やらせ感はNG!リアルな様子を届ける
視聴者に気持ちよくみてもらうには、生徒のありのままの様子を届けることが大切です。
台本を用意すると、どうしても言わされている「やらせ」のような雰囲気になりやすく、視聴者に不信感を与えかねません。
なるべくリラックスし、いつも通りの雰囲気で撮影を行いましょう。インタビューでは素直な気持ちを生徒自身の言葉で語ってもらい、実際に授業を行っている最中を撮影するなど、ノンフィクションの映像が好まれやすいですよ。
アニメーションやイラストを活用する
文字での説明が難しい難しいところには、適宜アニメーションやイラストを取り入れるのもおすすめ。
実績や統計データなど、数字を必要とする場合、イラストや表などを用いることで視聴者にやさしい仕上がりになります。
視覚を刺激すれば、動画の単調化も防げますよ。
BGMにこだわって離脱率を下げる!
面白い動画づくりには、BGMや効果音などの「音選び」が重要です。
ゆったりとした音楽はこころを落ち着かせますが、ずっと聞いていると飽きてしまったり、眠気を誘ってしまうことも。
シーンごとでBGMに変化をつけたり、最後まで見てもらいやすいテンポの良い曲をつけるなど、BGMを工夫しましょう。
伝えたいイメージにもよるので、どのような印象を与えたいかで適切なBGMを選んでくださいね。
スマートフォンで見られることを想定する
スマートフォンで情報収集をする人が多い近年。学校紹介動画も、パソコンだけでなくスマートフォンで見られることを想定してつくることが大切です。
移動中や音が聞けない環境でも内容を理解できるように、映像を工夫するのもおすすめ。文字の色やフォントなどもこだわってみましょう。
学校紹介動画の事例
ここからは、専門学校、中学校・高校で実際に公開されている、学校紹介動画の制作事例をご紹介します。
ターゲット層が異なる下記の3校。それぞれの学校が、どのようなところに気を付けて動画を制作しているのでしょうか?
学校紹介動画を制作しようか悩んでいる方はご参考までに。動画を視聴してみましょう。
専門学校の学校紹介動画事例
専門学校 福岡ビジョナリーアーツ
専門学校 福岡ビジョナリーアーツのオープンキャンパス用ダイジェスト動画です。
ウェディングプロデュース学科ということもあり、ナチュラルなテイストにも合うマットな質感のおしゃれな映像に。学校の外観から始まり、実際に生徒たちが結婚式場で活躍する様子をリアルに感じられる流れとなっています。
飾り気のない率直な語りと結婚式の映像が相まって、見る人のこころに素直にアピールする4分間です。
中学校・高校の学校紹介動画事例
学校法人沖学園
学校法人沖学園 中学・高等学校の学校紹介PVは、在学生の登下校から授業風景、学校内の様子まで、入学した際のイメージが明確に湧きやすい動画です。
「一人ひとりの個性を伸ばす」とあるように、それぞれの分野で活躍する生徒の映像がとても多く使われています。
先生の雰囲気が分かったり、生徒が出演するシーンがとても多いため、親近感があるのも特徴。卒業生も出演しているので、動画の信頼感も高まっています。
隆徳館中学・高等学校
隆徳館学校の紹介PVです。徐々に明るくなる冒頭のシーンでは、視聴者のわくわく感を誘い、最初と最後にキャッチフレーズを載せることで、印象深くまとまったつくりとなっています。
隆徳館中学・高等学校は6年間の一貫教育なので、主に保護者に向けてつくられているのが特徴。他校にはないような、設備や備品のアピールがあり、在校生や卒業生のインタビューでは実績などもわかりやすく紹介されています。
まとめ
本記事では、学校紹介動画をつくるメリットや活用事例、動画のつくり方・ポイントを紹介しました。
学校紹介動画を制作するメリット
- リアルな様子が見れて入学後をイメージしやすい
- 校風やカリキュラムなど多くの情報を伝えやすい
- 時と場所を問わず、広範囲の学生・保護者に届く
SNSでの情報収集が当たり前となっている現代では、オンラインでの学校アピールが最適です。
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この記事を読んで、自校で動画制作をするのが難しいと感じたかたは、プロに任せることを視野にいれてみるのもよし。
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